Report 2019


パース

海かと思うくらい雄大なスワン川が流れる世界で最も美しい街、オーストラリアのパース。ここへ2019年8月、シンクロラボの浅井さんと調査に行きました

 

調査にはパース在住のNaturopath Mikaさん、Bryanさん、黒田夫妻とその知人の方々、Paul先生をはじめ空手道誠道塾 パース支部のみなさんに協力いただきました。おかげさまで10~70代の様々な人種の方々で、性別も偏らずに調査できました。何だかわけも分からないのにご協力いただいたみなさん、大変ありがとうございました。本当に助かりました

  

 

目的

北半球ではコリオリの力は反時計回りで、南半球は逆です。東京では私が知るかぎり、筋力テストでコリオリの力と同じ反時計回りの力を腕や足の指先にかけると誰でも抵抗しづらくなります。これがパースでは同じか逆か、の確認を今回の一番の目的としました

 

 

考察

結果は以下のようにパースでは東京とほぼ逆でした。逆ではなかった方たちも、もっと時間をかけて突き詰めると逆の結果がでたかもしれません。またテスト4の結果からすると、本当にコリオリの力が身体にも影響しているかもしれません。ただ個人の調査でサンプル数が少なく、これだけで断定は到底できません。できたら次は赤道付近でさらに調査したいです 

 

 

テスト 1

モデルの挙げた腕の周りで、テストする人が手で時計回しや反時計回しして腕にストレスをかけて対抗できるか筋力テストをしました

 

パースでは 39人に行いましたが、35人が東京とは逆で抵抗しづらくなりました。残り2人はどちらに回しても抵抗しづらく、もう2人はどちらに回しても抵抗できました

  

 

テスト 2

足の中指の指先を時計回しや反時計回しに捻じって、対抗できるか筋力テストをしました

 

パースでは29人に行いましたが、24人が東京とは逆で抵抗しづらくなりました。残り2人は東京と同じ、残り3人はどちらに回しても抵抗しづらくなりました

  

 

テスト 3

成田、乗換のメルボルン、パースで、浅井さんと私でテスト2と同じ筋力テストをしまいした

 

2人とも成田では東京と同じ、メルボルンとパースでは東京と逆でした

 

 

テスト 4

飛行機上で赤道の前後と付近で、テスト1と同じ筋力テストを私に浅井さんがしました。赤道を越える時間はキャビンアテンダントに確認し、座席のモニターに表示される「移動マップ」でも現在位置を確認して行いました

 

赤道前後の北半球では東京と同じ、南半球ではパースと同じ、赤道付近では時計回し、反時計回しのどちらでも筋力は落ちずに十分抵抗できました

 

 

テスト 5

パースで私に浅井さんが、シンクロラボの治療をしました。少し腰痛がありましたが、東京とは逆に足の指先を捻じることで、東京で治療したときと同じ効果がでました

 

パースで黒田さんにも、浅井さんと私で同じように治療してみました。黒田さんは股関節と肩に痛みがありましたが、このときも東京とは逆に手足の指先を捻じることで、東京で治療したときと同じ効果がでました

 

 

自覚

私は両手の指先が時々痛み、両足の指先も時々しびれがありました。しかしパース滞在中から帰国2日後までは感じませんでした

 

また浅井さんも私も赤道に近づくにつれて身体が軽く、呼吸も深く吸いやすくなったように感じました